節分といえば関東では成田山で豆まきだが恵方巻が流行らない理由




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年が明けたと思っていたら、もう2月で節分ですね。

恵方巻に関しては大量廃棄が問題になっていますが、なぜ関東民にはあまり受け入れられないのでしょうか?

そもそも関西でも人気なんでしょうか?

恵方巻

節分にその年の縁起のいい方向(恵方)を向いて、丸々1本の太巻きを無言で食べきるというものです。

恵方巻の歴史

元々の発祥は、1989年にとある広島のセブイレブンで大坂では節分に太巻きを食べる習慣があると聞いたところから、「恵方巻」と名前を付けて販売が始まったらしいです。

結構、歴史は浅いですね。

では、大阪では本当にそんな習慣があったのでしょうか。

実は、この風習には確かな文献が残っておらず、諸説あるようで、何が真実かわからない状態です。

恵方巻という言葉自体はこの風習とは何も関係がないようです。

太巻きを売る為に節分を利用し、良い名前が無いと格好がつかないからそれっぽく恵方巻と付けて売り出したんでしょうね。

つまり、恵方巻の発祥は企業戦略の1つと捉えてもらっても間違いないでしょう。

バレンタインと同じようなものだと思われますが、実際の需要が広がらないのが現状ですね。

そもそも、そんな風習があったのかすら疑問に思えてきます。

私の知っている大阪人はよくしゃべります。

テレビに出てくる大阪人も良くしゃべります。

大阪人は全員とは言いませんが、しゃべるの大好きですから、そんな太巻き1本を食べ終わるまで無言でなんて、苦痛でしかなく、出来ないと思うんですよね。

実際に、大阪の有名料理店でも聞いたことがないという人がちらほらいるほどの知名度ですから、大阪でも一部の地域だけとか、一部の人たちだけの風習だった可能性もあります。

その為、2010年ごろからは大量廃棄の問題や従業員による強制買取の問題などが出てきています。

実際にどれくらい売れているのか

そんな私も、7~8年位前にはファミレスのすし屋で副店長をやっていた時代もあるので、その時の実情を紹介します。

おせちと比べると需要が少なすぎて、いちいちチラシ広告を打つのはもったいないというか、無駄でしかないなと思うくらいでした。

おせちが100とすれば、恵方巻は10位なんです。

それくらい差があるんです。

それと、単価の問題もあります。

どんなに単価上げても、所詮は海苔巻きなので、1000円を超えれば購入する人がほとんどいなくなります。

しかも、2月なので、1月にいっぱいお金を使って、そんなに大きな出費は出来ませんから、関東民は節分と言ったら、リーズナブルな豆まきと相場が決まっています。

それに対して、おせちは2万3万位の単価なので、売れば結構な上乗せになります。

となれば、私が現場で取った行動は予約の本数プラス1種類10本程度の仕込みです。

大量には作りませんでしたし、スタッフにも強制はしませんでした。

10本でもあまりそうだったので、従食として食べたりもしました。

もちろん従食はお金払いますよ。

その会社では1000円以下は半額でそれ以上は500円引きですので、半額です。

ノルマはありましたが、何よりも経営陣は現実を知らなければいけないと思っての行動です。

経営陣は「それでも売るんだよ!」というのですが、恵方巻をわざわざ買ってまでやるような行事ではないことは明白で、経営陣の無能さを突き付けられたイベントの1つでした。

この恵方巻もただの便乗営業にすぎなかったのです。

そんな、芸もない便乗営業をするよりは、地域に合ったイベントを催す方がよっぽど、地域貢献になって、知名度も上がるというものです。

成田山が近い店舗だってあるんだから、もし便乗するならそっちでしょ。

と働いていた当時はそんなこと考える余裕は無かったですが、今考えると早めに見切りをつけたのは正解だったなと思います。

因みにその経営陣というのが、私の大学の先輩だったという事が、私をさらに追い打ちをかけて失望のどん底に落としました。



恵方巻が流行らない理由

因みに、私の父は生まれは群馬の高崎だそうですが、育ちは大坂なんです。

そして、好物は海苔巻きです。

なので、うちの実家ではお寿司と言ったら、太巻きが出てきたんです。

小学生くらいまではそれがお寿司だと思っていて、お寿司あまり好きでは無かったのですが、親戚の社長さんに本物のお寿司をごちそうしてもらい、もっとおいしいものだったんだと、ショックを受けました。

というように、父の好みや話からすると、どうやら大阪の方では寿司といえば海苔巻きだったのかなというほど、海苔巻きが人気だったのか、ただ単に父が地域性に関係なく海苔巻きが好きなのかはわかりません。

少なくとも、関東で主に千葉で私が働いていたお寿司屋では、海苔巻きの寿司を注文する人は圧倒的に少数派です。

お通夜やお葬式といった葬儀などには、よく巻物系の注文が入りましたが、それ以外だと、好き好んで海苔巻きを食べる人は多くなかったです。

細まきはそこそこ出ますが、太巻きは全然出ませんでした。

その為、最初のころは太巻きを巻くのが苦手でした。

ある組織の集会で大量の「助六」弁当の注文が入ったのをきっかけに、うまくなりましたがそんなことがない限り、私は今でも太巻きを巻けなかったでしょう。

(※助六は巻物と稲荷ずしのお寿司です。)

まあ、1~2本失敗したくらいで、やってみると結構簡単でしたが、具材を用意するのが大変なんですね。特に胡瓜とかね。

因みに助六は価格が安くて、ご飯がいっぱい入っているので、おなかはいっぱいにはなるんですが、いかんせん、握りずしよりも手間がかかるのが売手には痛いです。

というように、関東ではそもそも太巻きがメジャーな食べ物ではないのです。

主食にはなれるけど、主役にはなれない、そんなメニューです。

そして、一番の理由はもしかしたらこれかもしれません。

恵方巻は基本的には切り分けない為、見た目をものすごく損しています。

どんなにおいしい食材が入っていても、実物を見ると、端っこからの断面しか見えず、あとは真っ黒な海苔が覆っているので、これがおいしいかどうか視覚に訴えることが難しい商品なんです。

それと見える部分の断面は、どうしても半端に出ているものしか見えないので、中に隠れてしまっているものの方が、多いんです。

流行らない理由なんて、実はそんなことだったりします。

実は切って売った方が売れるんじゃないかなっていうくらい、切った時の断面はおいしそうなんですが、それでは恵方巻の機能を失うので、それもできない。



恵方巻の今後とまとめ

今後、もしかしたら恵方巻は収束し徐々に姿を消していくのかもしれませんね。

少なくとも関東では。

実際に、最近のコンビニではあまり強いプッシュを感じなくなりましたので、正攻法な節分の攻め方でいいんだと思います。

つまり、節分といえば豆巻きです。

いや、違う!「豆まき!!」

そして、節分でどこかに行くなら「成田山新勝寺」です。

そういえば、2019年2月2日(土)21時00分~21時54分のテレビ東京「出没!アド街ック天国」では成田山だそうです。

因みに私の実家ではこんな感じで豆まきやってました。(小学生以下のころ)

「鬼は~外!鬼は~外!」

「福は~内!」