どうも、千葉県在住のヒロシです。
千葉県で今、少し話題になっているのは、特定外来種の「キョン」です。
原産は台湾や中国らしいです。
そして、千葉県の農作物を食い荒らしているそうです。
実は、問題なのはその繁殖能力なんです。
少し前までは、千葉県南部中心にみられていましたが、今では県内全体に及んでいるようです。
キョンの繁殖能力
キョンはシカ科の動物です。
日本鹿は通常、生後2年半程度で繁殖時期に突入します。
それに対して、キョンは生後半年ほどで繁殖できるようになるのです。
人間と比べたら、考えられないスピードで繁殖できるんです。
その為、1年で36%も増えるそうです。
この速度で増えると、来年には千葉県では収まりきらず、隣接する東京、茨城、埼玉などにまで広がる恐れがあります。
そして、キョンは農作物を食い荒らすので、農家にとっては最悪の害虫になりえます。
その為、千葉県でもキョン防除実施計画というのが平成25年に策定されています。
目的はこれです。↓↓↓
現在の千葉県の状況から、早急かつ計画的、科学的、総合的にキョンを防除する必要がある。そのための対応として、外来生物法に基づく防除実施計画を策定し、県、市町村、農業者、関係団体、県民等が、それぞれの役割を担い、県内のキョン問題に対する共通の理解を深め、情報の共有化を図ることにより、効果的で継続的な防除を実施することを目的とする。
引用:千葉県HP
防除というのは、駆除と予防を意味します。
キョンといえば
キョンと聞けば真っ先に思い浮かぶものがあります。
それは、アニオタならではなのですが。
【涼宮ハルヒの憂鬱】
このアニメの主人公です。
アニオタならだれもが知っている伝説のアニメです。
因みに、これです。↓↓↓
ラノベが原作で、今でもコスプレする人がいるくらい、その筋では有名です。
「キョン」というのはもちろんあだ名で、本名はアニメでは出てこないです。
あだ名はヒロインの涼宮ハルヒが付けたものだが、由来は確かこの特定外来生物の「キョン」だった気がしますが、違ったかな?
キョン繁殖の問題点
その繁殖能力の高さゆえに、劣悪な環境でない限り、繁殖を続けるということです。
そうすると、現在住み着いている地域では、許容できなくなるのは目に見えています。
生息範囲はどんどん広がり、何もしなければ、将来的には日本の本州全土に及ぶ可能性も否定できませんよね。
そうすると、日本各地で農作物の被害が出ます。
じゃあ、どうやって駆除するかというのが、やっぱり最大の問題です。
相手は野生化していますから、簡単には捕まえられません。
捕縛用の罠だって、そんなに多くは仕掛けられないというのは、物理的な問題です。
そして、じゃあ、捕獲してどうするのか。
今のところ、殺処分なんですかね?
ただ、ジビエとして、食べることもできるそうなんです。
キョンは食用
中国の方では普通に食用として、広く食べられているようです。
なので、食べられないわけではないですね。
シカ科ですから、食べられる道理ですよね。
キョンは肉食ではないので、おいしいのかもしれません。
シカは癖があって、好きな人は好きだけど、好き嫌いが結構あるみたいですね。
その点、キョンはそこまで癖がないらしいです。
ただ、野生化してしまっているので、普通に流通させるということはできないですよね。
その為、どうしてもジビエ料理というジャンルになってしまいます。
キョンのジビエ料理
どこかのお店で、キョンのジビエ料理を出してないかというのを調べてみました。
今のところ公式メニューとして、ネットに紹介しているお店はありませんでした。
ただ、家庭でキョンのジビエ料理を試した人はいました。
その方が作った料理の一つがこれです。
味は、シカよりは癖がなく、すんなり食べられるようですが、普通に流通しているお肉のほうがおいしいということです。
当たり前ですが、流通しているお肉は養殖ですから、まずいはずがないですね。
まとめ
現在、特定外来生物のキョンは千葉県全土に増え続けています。
防除計画は平成25年に制定したものの、増えるスピードのほうが現在は早いということです。
ジビエ料理として、食べられるけど、あくまでもジビエです。
ものすごくおいしいというわけではないということです。
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