どうも、ヒロシです。
最近、息子の進路が気になり、私の時代ではほとんど受験者がいなかったAO入試、現在は総合型選抜入試について気になり、評定とか資格、出願・小論文・面接対策など、塾選びといろいろと調査してみましたシリーズです。
今回は特に、どのくらいの評定があれば、MARCH(マーチ)やGMARCH(ジーマーチ)以上のレベルの大学を狙えるのかということに特化して情報をまとめてみました。
大学受験に関してはこんな話題もありました。↓
総合型選抜入試(旧AO入試)とは
総合型選抜入試(旧AO入試)とは大学・短大・学部が定める「求める学生像」に合った人物を採用する方式です。
簡単に言うと、高校の評定平均、出願理由書、小論文、グループディスカッション、ボランティア活動、大学入学共通テスト(大学入試センター試験)など、さまざま選考基準で採用するということです。
総合型選抜入試を実施する国公立大学は、現在かなり増えてきています。
文部科学省の発表によると、令和3年度(2021年度)総合型選抜の実施率は、国立大学が76.8%、国公立全体が56.9%といずれも過去最高でした。
私立に関しては、元々採用している大学は多かったのですが、今後はさらに採用枠の増加も期待されます。
理由は、教育制度改革により、推薦入試の一部の枠が総合型選抜入試にとって代わる予想があることと、少子化です。
少子化だとなぜ総合型選抜が増えるかと言うと、推薦枠と同じで、総合型選抜の合格者は基本的にはその大学に入学する人が多いからです。
つまり、私立大学の場合は囲い込みですね。
因みに、総合型選抜の併願は可能です。
併願に関しては、詳しくはこちらの動画を参照ください。↓
MARCHとGMARCHの違いとレベル
GMARCHはMARCHに「G」を足しただけです。
G=学習院大学
M=明治大学
A=青山学院大学
R=立教大学
C=中央大学
H=法政大学
ザックリとした大学のレベル分けはこちらの記事(↓)で紹介しています。
このGMARCHのレベルは偏差値で言うと60前後くらいで、高いところは偏差値60後半という学部もあります。
基本的に大学を目指すときの一つの指標で、このレベルより低い大学へ行っても、大企業への就職が難しくなります。
なぜ大学のレベルを気にするのか
それは、就職に直結するからです。
大学受験にも足切りという、一定の成績(評定)、又は大学入学共通テスト(大学入試センター試験)のテストの点数などで受験資格を問うものがあります。
そして、就職する際にも大学名での足切りが存在する企業があります。
公務員でもそれはあり、実際に採用担当に確認できた「日本政策金融公庫」では、公にはしていませんが、実質的には足切りがあると答えています。
ただ、おそらく足切りは、採用担当の選考作業を軽減するために行われます。
つまり、実質的には卒業する大学によって、就職先は絞られてしまうということを意味します。
就職試験では、大学の成績などを指標にはしないので、募集に対して、応募の数が多すぎれば、採用担当の人数も限られているので、まず大学名で選別するというのは、日本の受験システムを考えれば、正しい判断と言えるでしょう。
いかに大学受験が大事かということが、これで理解できたと思いますが、幸いなことに何も大企業に勤めることがすべてとは限らない世の中になってきました。
なので、いい大学に入らなければいけないわけでもありません。
しかし、特に目標が定まっていない子供には、なるべく選択肢が広い方が良いというのは親心だと思いますので、そういう子供には、よりランクの高い大学を目指す方向に仕向けるのが良いでしょう。
ただ私は、個人的にはホリエモンと考えは同じなんですが、所謂「Fランク大学」と呼ばれる大学へは、諸学金を借りてまで行く必要は無いと思います。
理由は返せなくなるからです。
Bランク大学までは、企業とのコネがある大学も多いですが、CランクやFランク大学だとコネも少なければ、足切り対象にもなりやすいので、行く必要が無いという理由です。
高卒で働きながら学ぶのも一つの方法です。
評定平均と偏差値の違い
評定平均の計算方法は、 全科目の学年末の評定評価(5段階)を足し合わせ、科目数で割った数です。
小数点以下第2位を四捨五入するので、3.7や4.6といった数で表されます。
一般的に評定平均は高1、高2のすべての評定、高3の1学期の評定で計算される場合がほとんどです。
浪人生の場合は高校3年分の評定平均ということになります。
主に指定校制・公募制の推薦入試では、評定平均と面接が合否を決める判断材料となります。
つまり、評定平均は推薦入試において非常に重要な指標と言っていいでしょう。
一方で、Wikipediaによると偏差値とはデータの値が、平均50、標準偏差10のデータに変換したときに示す値のことです。
無次元数で、偏差値50で平均、55で上位30.85%、60で上位15.87%、65で上位6.68%、70で上位2.28%、75で上位0.62%、80で上位0.13%です。
あまりよくわからないですね。
簡単に言うと、全国模試などでテストをやって、その点数を基に自分の点数が全体のどの位置にあるかという指標です。
全教科の平均点が40点ならば、その点数を取っている人全員が偏差値50ということになります。
つまり、偏差値は一般入試などの学力を問う受験の指標に使われます。
評定は学校内で決める成績の評価で、先生が評価を行います。
その為、全国の高校生の中でどの位置にいるかというのは全く分かりません。
高校により評価基準も違ったりするので、評定は大学側の判断材料としては決断が難しい部分もあります。
一方で、偏差値は基本的には全国規模で出さなければ意味がないので、実質的には全国模試や全国学力診断テストなどで出した偏差値が最も信頼度が高いです。
地域限定の模試や学力テストでは、その地域に住んでいる生徒の偏差値になってしまうので、信頼度はそこまで高くはありません。
つまり、一般入試でこの偏差値を基準にして大学選びをするというのが、指標の中心です。
総合型選抜(旧AO)でMARCH(マーチ)以上も狙える評定平均
感覚的には評定平均は最低でも3.5~4.0位は無いと厳しい気がします。
高ければ高い方が良いのですが・・・。
評定平均に対しての合格実績情報があまり公開されていないので、感覚的にはなってしまうことなのですが・・・。
理由としては、3つあります。
1つ目は、大学の偏差値レベルです。
MARCHは偏差値60前後が多いので、それを評定に当てはめて考えると、高校のレベルを度外視すれば3.0以上かなという感覚です。
2つ目は、総合型選抜入試の採用枠です。
増えてきたとはいえ、一般入試と比べるとまだまだ少ないというのが現実です。
合格枠が少なければ少ないほど競争率も高くなりますので、それを勝ち抜くには評定が良いという方が良いに決まっています。
また、評定平均による足切りのある大学もあります。
3つ目は、高校の偏差値レベルです。
高校入試でも偏差値ベースでレベル分けされていますので、高いレベルの高校の成績の方が優遇されやすい可能性があるからです。
最後の1人をだれにするか迷ったときに、試験や評定平均が全く同じ点数だった場合、ここにたどり着くと考えられます。
つまり、総合型選抜の場合、GMARCHレベル以上の大学は、評定平均が高ければ高いほど良いということになります。
それでも、高校のレベルで判断されるという可能性もあるので、自分の高校レベルも考える必要があります。
まあ、高校に入った段階で決まるわけでは無いにしても、高校受験から大学受験が始まっていると考えても過言ではない気がします。
ただし、総合型選抜はあまり高くない評定平均でも、それを補えるだけの能力が他にあれば、合格する生徒もいるということは事実です。
例えば、小論文であったり、資格、ボランティア活動などでも評価が覆る可能性を秘めているということです。
そんなわけで、総合型選抜入試にはそれ専用の対策が必要になります。
総合型選抜(旧AO)でMARCH(マーチ)以上も狙える評定は?まとめ
正直に言えば評定平均は高ければ高いほど良いですが、最低でも3.5~4.0は必要かと感じます。
低い場合は評定以外の対策が重要ということで、総合型選抜入試を専門で扱ったり、それに特化した塾に通う必要があると感じます。
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