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事故物件!本当にあった元不動産屋が体験した怖い話!【怖い間取り】

どうも、元不動産屋のヒロシです。

さて、世間では2020年8月28日に映画「事故物件 怖い間取り」が公開しましたね。
主演は亀梨和也さんで、ある芸人が体験した怖い間取りの事故物件の話らしいですが、公式サイトには「※観覧注意※」の文字があるくらいです。まあこれは映画なので、多少は話を誇張しているはずで、より怖い演出にしてあります。
しかし、これから私がお話しする事故物件に関しては、本当の話です。
私が実際体験した怖い事故物件のお話です。
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映画「事故物件 怖い間取り」の情報

原作
事故物件怪談 怖い間取り」松原タニシ

キャスト
山野ヤマメ:亀梨和也
小坂梓:奈緒
中井大佐:瀬戸康史
溝水純子:江口のりこ
松尾雄二:木下ほうか
カオリ:MEGUMI
下中裕美:真魚
熊谷:瀧川映次
定食屋店主:宇野祥平
伊崎勉:高田純次
篠崎:小手伸也
有名タレント:有野晋哉
有名タレント:濱口優

スタッフ
監督:中田秀夫
脚本:ブラジリィー・アン・山田
音楽:fox capture plan

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元不動産屋が体験した本当に怖い事故物件①

この事故物件の場所は、千葉県でも東京寄りの海沿いの街のマンションの一室の出来事でした。
実際に私が担当していたエリアでは無いので、担当も私ではなかった物件ですが、どうやってその物件が事故物件になったかをお話しします。

その物件は最初は普通の物件でした。
因みに、当時そのエリアで所長を務め、営業を行っていた営業マンは元銀行マンのやり手なんですが、前科者でした。
この時点でもう、私的には怖いのですが、本当に怖いのはココからです。

その物件の売主さんは、一人暮らしの若干高齢の男性でした。
当時の不動産屋では、この物件を普通に売り出し、この時点では事故物件では無いので、告知事項なしで売り出しました。
告知事項というのは、売り出すときに事故や事件などが過去にその物件で起きていた場合は、それを告知しなければいけない事柄ということです。

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物件の売却から事件が起こるまで

そんなに悪い物件では無いので、普通に買主が現れ、当時勤めていた不動産屋の仲介で、売買契約をしました。
問題はここから起きました。
実はこの物件にはまだ売主が生活していましたから、引っ越して引き渡しするため、売買契約が成立しても、買主への物件の引き渡しは1か月後位に設定されていました。

当然、不動産屋では引越しや引き渡いのお手伝いをするために、何度も売主さんと連絡を取ります。
そんな時、なぜか売主さんと突然連絡が取れなくなってしまいました。
その原因を探るべく、そのエリアを担当する営業マン2人でその物件に様子を見に行くことになりました。
売り出しの時にカギを預かっていいたので、その物件へは普通にカギを使って入れるわけです。
また、売買契約をすると買主さんが、部屋をリフォームするために業者さんに見積もりを依頼するにあたって現調するので、カギを預かる場合も多いです。

そして、実際にその物件に入ってみると、何とも言えない異臭が漂っていたそうです。
また、電気も通電していて、誰かが居るような雰囲気だったらしいですが、全く人の気配が感じられなかったそうです。

営業マン①「○○(売主)さ~ん、いらっしゃいますか~?」
営業マン②「あれ?いないのかな?ちょっと上がって、見に行ってみようか。」

などと話しながら、何の覚悟もしないまま、部屋の奥へと入っていったそうです。
ただ、玄関ドアを開けた瞬間から、異様な匂いがしていたそうです。
そして、部屋の中を探しても、売主さんはいませんでした。
すると営業マン①がキッチンにある給湯器のリモコンにスイッチが入っていることに気づきます。

営業マン①「ちょっと、お風呂見てきてくれる?」
営業マン②「え?お風呂ですか?」
営業マン①「う~ん、給湯器の電源が入っているんだよね。」
営業マン②「わかりました。」
営業マン②「・・・」
営業マン②「・・・」

お風呂場には、何かが浴槽にあったそうです。

営業マン②「浴槽に風船?がありました。」
営業マン①「はぁ?そんなわけないじゃん!」
と言いつつ確認に行くと、確かに風船のようなものが浴槽いっぱいに詰まっていたそうです。
そして、とにかくすごい異臭で気持ち悪くなった2人は、一旦玄関の外に出ます。

やっぱり、何かピンと来たんでしょうね。
営業マン②「やっぱりもう一度、確認してきます。」
といって、営業マン②は風船のようなものが入っている浴槽の蓋を開けました。
すると、どうやらこれは売主さんのようでした。
ここでようやく、事の重大さに気づいた2人は、警察に連絡し、上司にも報告します。

そうです。
売主さんはお風呂場で孤独死をしていたのです。
ただ、連絡が取れなくなったその日に確認に行ったので、それほど時間は立っていなかったはずなのです。
しかし、売主さんは浴槽に浸かっていたこともあり、変わり果てた姿で発見されてしまいました。
私は、元看護士の姉に、一番家の中で脂肪率が高い場所はお風呂場で、次いでトイレだということを思い出しました。

つまり、冬場のお風呂場は温度変化が激しく、特に浴槽に浸かる瞬間というのは、血圧が急激に上がり、脳梗塞などを引き起こしやすいのです。
この売主さんもおそらくはそんな感じだったのでしょう。

私はこの話を聞いたときに、この売主さんと似たような顧客が私にもたくさんいることに気づき、ぞっとしました。
この話を聞いてからは、本当に売主さんの健康を気遣って声をかけるようになりました。

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事件からその後

この話はこれで終わりではなく、始まりでした。
大変だったのは、事務的な手続きです。
既に売買契約を交わしている物件ですので、売主さんが亡くなってしまった場合のことは契約書には書かれていませんが、基本的には民法の定める通りに、相続手続きをして、引き渡しを済ませなければいけません。
当然、相続はすんなり終わっても1~2か月はかかるものなので、引き渡しの期日も延期しなければいけませんでした。

ただ、買主さんは契約が終わっているし、事故物件になってしまった物件を買わないとなれば、買主さんの違約解除となり、手付金などが無駄になってしまいます。
当然、火事や地震などで物理的に住めない状態になった場合は、無条件解約はできますが、この場合はそれには当てはまりません。
まあ、買主さんは気の毒でしたが、もともとお風呂場は全面リフォームの予定だったらしく、物理的なダメージはあまりありませんでした。
しかし、問題は心理的な部分ですね。

なんやかんやで、約3か月後、この物件に関しての売買が終わり、リフォームも済んで、買主さんも無事に入居を果たせました。
これで一件落着かと思っていたら、突然、営業マン②が会社を辞めるという情報が飛び込んできました。
当時の上司(前科者)に話を聞くと、理由をはっきりとは教えてくれないのです。
上司「あれはもう駄目だ。もともと精神的に弱い部分があったらしいよ。」
みたいなことを言うんです。

実は辞めるときに、その営業マン②は自分の自宅マンションを売り、新しくマンションを購入して辞めたんです。
その時に上司から私に、売った方のマンションのカギを営業マン②から預かり、買主さんに届けてほしいと頼まれたので、最後に営業マン②に会ってきました。
そして、本人に直接辞めた理由を聞いたのですが、子供が騒いでいてうまくはぐらかされてしまいました。
相当何か上司に嫌なことをされたのかなと思ったのですが、違いました。

実は奥さんがポロっと「お祓いまでしたんです。」と言うんです。
話しを詳しく聞こうとしたんですが、カギを届けに行く時間が迫っていたので、結局その時は詳しい話を聞けずに終わりました。

後日、営業マン①から詳しい話を聞くと、あの物件を扱って以降、精神状態が不安定になることが多かったらしく、体調も崩し気味になり、上司から辞めるように促されたそうです。
営業マン②に一体何が起きていたのかは、今となっては分かりません。
ただ、その営業マン②の親はそこそこの資産家だったらしく、いきなり会社を辞めても普通に暮らしていけるようなことは聞いていました。

話しはこれだけでは終わらず、実はこの事故物件、またすぐに別の不動産屋から売りに出ていました。
その不動産屋の営業担当は、理由を詳しく教えてくれませんでしたが、ウワサによるとどうやら何かがあったらしく、リフォームもがっつりしたのに、手放すことを決めたそうです。
多分、その不動産屋も詳しいことを聞いていないのかもしれませんね。
なんせ、「告知事項あり」の物件のはずなのに、その文言が無かったそうなので、価格が下がってしまうので隠して売るつもりなんでしょう。

ただ、理由は不明ですが、その物件はかなりの期間売れなかったと聞いています。
まあ、普通に周りの住人は警察も来ていましたから、何があったかは知っているので、そういう所から噂が流れたかもしれません。
しかし、真相はいまだに闇の中です。

元不動産屋が体験した本当に怖い事故物件②

本当はもう何件かこういった案件がありましたが、今回は①のみとさせていただきます。
この記事の反応を見て、他の事故物件の話について執筆するかどうかを判断します。

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まとめ

不動産屋を経験して確実に一つ言えることがあります。
事故物件で何が一番怖いかというと、幽霊などではなく、人間の体液などから発生する虫(蠅など)や菌などです。
それらがもしも、自分の体に入り込むと、体調の異変などを引き起こし、さらには家族も危険に晒す可能性があります。

もしも、孤独死の可能性がある住宅に入る際は、まずは開ける前にドアポストなどがあれば、開けて中の匂いを嗅いでください。
とんでもない異臭がする場合は、警察官の立ち合いを求めて、しかるべき装備を整えてから入りましょう。
ペットを飼っている場合は、この異臭が分かりにくい場合もあります。
また、こういう事故物件の片づけなどを専門に扱う業者もありますので、事後処理は業者さんにお願いするのがベストです。

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